VDI型シンクライアントについては、以下の資料もご参照ください。実際にシンクライアント(VDI)を利用している企業に、満足度や不満なことなどを調査した結果をご紹介しています。
近年、働き方改革や新型コロナウイルス感染症対策などの影響により、テレワークやリモートワークが普及しています。テレワークやリモートワークを行うためには、社内リソースにリモートアクセスをするのが一般的です。リモートアクセスの代表的な方法として、VDI(仮想デスクトップ)型でのシンクライアントと、社内の個人PCにリモートアクセスするリモートデスクトップの2つがあります。
本記事では、VDI型シンクライアントとリモートデスクトップの各課題や解決策について紹介します。
VDI型シンクライアントについては、以下の資料もご参照ください。実際にシンクライアント(VDI)を利用している企業に、満足度や不満なことなどを調査した結果をご紹介しています。
目次
シンクライアントとは、クライアントと呼ばれる手元の端末では最小限の処理のみを行い、ほとんどの処理をサーバー側で行うシステム構成のことです。クライアント端末にはデータを残さないことから、セキュリティレベルが高く、端末のスペックに依存せず使えるリモートアクセス方式として普及しています。
シンクライアントには「ネットワークブート型」と「画面転送型」の2種類の実行方式があり、画面転送型はさらに3つの種類に分けられます。なかでもよく利用されるのが画面転送型の「VDI型」と呼ばれる種類で、サーバー上に仮想デスクトップ(VDI)環境を構築し、手元の端末からVDIへアクセスして操作します。
シンクライアントの概要や種類について詳しくは、以下の記事をご参照ください。
関連記事リモートアクセス方式としてVDI型シンクライアントが選ばれる理由としては、以下が考えられます。
VDI型シンクライアントは、端末内にデータを残さないことからセキュリティレベルが高いといえます。同様に、端末内にデータを残さないことから、個人端末を業務利用するBYODにおいても利用しやすく、アクセス性が向上します。また、VDI環境をサーバー側で管理するため、セキュリティパッチの更新やセキュリティツールの適用などを一元管理できます。
VDI型シンクライアントは、以下のような場合におすすめです。
リモートデスクトップとは、手元の端末から離れた場所にあるPCを遠隔操作する仕組みのことです。自宅にいながらオフィスのPCを遠隔操作できるため、オフィスと同じ環境で業務を行えます。1人が1台のPCにアクセスすることもできますが、複数ユーザーで1台のPCを操作するケースもあります。リモートデスクトップの主な種類には、Windowsの標準機能、各種ツール、Chromeリモートデスクトップの機能の3つがあります。
実際に操作するのはオフィスのPCになるので、手元の端末のスペックが低くても問題なく使えます。また、手元の端末にデータは残りません。したがって、情報漏洩のリスクが低く端末のスペックに依存しないところはVDI型シンクライアントと同じです。
リモートデスクトップについて詳しくは、以下の記事をご参照ください。
関連記事リモートアクセス方式としてリモートデスクトップが選ばれる理由としては、以下が考えられます。
リモートデスクトップは、画面を手元に映して操作しているだけなので、クライアント端末の性能に依存せずオフィスと同じ環境を利用できることが最大のメリットです。また、導入方法が簡単なため、自社にシステム担当者がいなくても操作環境を構築できます。会社PCの紛失や情報漏洩などのリスクも少ないといえるでしょう。
リモートデスクトップは、以下のような場合におすすめです。
VDI型シンクライアントについて、導入時と利用時に分け、それぞれの課題と解決方法について解説します。
リモートデスクトップについて、導入時と利用時に分け、それぞれの課題と解決方法について解説します。
VDI型シンクライアントとリモートデスクトップは、手元の端末のスペックに依存しないところは同じですが、セキュリティリスクやユーザー環境設定の柔軟性などの違いがあります。ユーザーごとに異なる環境を構築し、同時に使用する人数が多い場合はVDI型シンクライアントを、手間やコストをかけず、すぐにリモートアクセス環境を構築したい場合はリモートデスクトップを選ぶとよいでしょう。
ほかにもツールはたくさんありますが、さまざまなリモートアクセスツールを展開しているCACHATTOの「CACHATTO SecureContainer」を利用するのもよいでしょう。「CACHATTO SecureContainer」は、VDI型シンクライアントともリモートデスクトップとも異なる、「隔離業務領域」を使ったアクセスを行うデータレスクライアントサービスです。1人のユーザーに対して複数の端末やサーバーが必要なく、手元の端末のローカルリソースを使って快適かつセキュアに業務を行えます。VDI型シンクライアントやリモートデスクトップの課題に悩んでいる場合は、ぜひ下記をご参照ください。
VDI型シンクライアントについては、以下の資料もぜひご参照ください。実際にシンクライアント(VDI)を利用している企業に、満足度や不満なことなどを調査した結果をご紹介しています。
リモートアクセスや製品に関する
お役立ち資料をご用意しています。
リモートアクセスや製品に関する
様々なご質問にお答えします。