導入事例

BYOD※1向けリモートアクセス基盤としてCACHATTOを選択

株式会社竹中工務店様
株式会社竹中工務店様
お話を伺ったご担当者様
  • グループICT推進室
  • ICT企画グループ長 秋道 慎志 氏
  • ICT企画グループ 課長 高木 広康 氏
  • システム企画・整備1グループ長 森 康久 氏
お話を伺ったご担当者様

創業から400余年、現在は日本を代表するスーパーゼネコンの1社として、商業施設、オフィスビルやドーム球場など、数多のランドマークとなる建築を手がけている。
世界最大級の減衰力を有する建物制震ダンパーを開発するなど、建築技術の研究・開発や技術革新への弛まざる取り組みには定評があり、自社の建築物を「作品」と呼ぶところには、創業以来、建築に対して脈々と受け継がれている、建築専業会社としての同社の強い想いが伺われる。

株式会社竹中工務店様ホームページ
  • 株式会社竹中工務店様ホームページ

スマートフォン発売に伴い、活用環境整備に着手

竹中工務店では2014年1月に策定された「2025年のグループ成長戦略」実現に向け、グループ・グローバルでのICT基盤の最適化・効率化と情報共有、付加価値創出を目的とし、竹中グループ全体のICT推進の主体となる「グループICT推進室」が同年3月に設置された。
そのグループICT推進室においてCACHATTOの選定から導入、運用までを担当されている ICT企画グループの高木課長に導入の経緯についてお話を伺った。
「2010年秋頃にGALAXY(ギャラクシー)※2が発売されましたが、当時はまだスマートフォンを会社貸与している企業は殆どありませんでした。一方、会社貸与の携帯電話の利用者からはスマートフォンに機種変更して業務で使えないかという問合せが情報システム部門に寄せられるようになってきました」

お話を伺ったご担当者様
  • グループICT推進室
    ICT企画グループ長
    秋道 慎志 氏

同社では携帯電話(フィーチャーフォン)を会社貸与し、携帯電話向けのメール閲覧システムを導入していた。しかし、そのシステムではメールの添付ファイルを見ることができないため、スマートフォンで添付ファイルも閲覧したいとの要望が、その問合せの背景にあった。
秋道 ICT企画グループ長が補足する。
「各部門からの携帯電話に変えてスマートフォンを導入したい、との要望には『スマートフォンを業務で使える仕組みを用意するから』ということでしばらく待ってもらいました」
高木課長は続ける。
「そこでスマートデバイスの業務活用ツールのリサーチに着手し、市場調査をしていたところ、2011年2月に、あるICT関連セミナーでCACHATTOを知りました。端末にデータが残らないことでセキュリティが担保でき、既存のシステムやネットワークに手を入れなくても導入できるということで、これが当社でのスマートデバイス活用に使えるのではないかと思いました」

お話を伺ったご担当者様
  • グループICT推進室
    ICT企画グループ 課長
    高木 広康 氏

評価試行からすぐに本格運用へ

早速、高木課長は販売会社の担当営業に連絡を取り、2011年春、実際にCACHATTOを試験導入し評価を開始した。連携システムは、オンプレミスのメールとスケジューラー(desknet's※3)であった。

「評価環境はスムーズに構築でき、営業部門で試行してもらったところ、ほぼ想定通りに動きました」

「他の仕組みも検討しましたが、総合的に比較した結果CACHATTOを導入することにしました。類似製品に比べ初期投資が低かったのもポイントです」

導入検討当初のスケジュールでは、翌2012年にシステムをカットオーバーする予定であったが、試行した部門での評判が非常に良く、すぐに使いたいとのことで臨時予算措置を行い、時期を前倒しすることで試行から間を空けずにCACHATTOは正式導入された。

利用端末をコントロールできるメリットは大きかった

年が明けた2012年、運用範囲が拡大され、役員クラスもCACHATTOを使い始めた。
それまで役員は携帯電話での音声通話利用を主体としていたが、スマートフォンでCACHATTOを使用することで、あらためてスマートデバイスの利便性を実感することとなった。それを受けて、建設現場での生産性向上とお客様への新たな価値創造に向けた本格的なスマートデバイスの活用検討が「竹中スマートワーク」と称してトップダウンで開始されることとなった。
この竹中スマートワークのプロジェクトの音頭を取ったのがシステム企画・整備1グループの森グループ長である。
竹中スマートワークは、活用推進部門として営業、設計、作業所を中心に設定し、会社貸与 でタブレット・スマートフォンを配布した上で、各分野が一体となった業務効率化やコミュニケーションの向上をねらいとしていた。

お話を伺ったご担当者様
  • グループICT推進室
    システム企画・整備1グループ長
    森 康久 氏

CACHATTOはこの竹中スマートワーク向け基盤として数百台規模で試行された。要件を洗い出す中で、スマートデバイスによる業務効率化にはお客様打合せ記録の共有など、既存社内業務システム利用に加え、建設工事特有の地下作業時の通信圏外でのオフライン利用や、配筋検査システムなどの自社開発アプリケーションをストレス無く利用するためのレスポンス向上が必要と判断された。このため竹中スマートワークは「VPN接続+MDM導入」により実現することとし、会社貸与端末向け基盤としてはCACHATTOの採用は見送られることになった。

この経緯について森氏は語る。

「セキュリティを重視するとCACHATTOを選ぶことになる。しかし、使い勝手を重視するとオフラインでの利用が必要となり、どうしてもCACHATTOではカバーできない部分が出てくる。その部分についてCACHATOでの機能拡張を要望するかどうかを社内検討した結果、スマートデバイス用イントラネット接続環境を新たに構築することにしました」

「オフライン利用を実現するためには、データを端末内に保管することになるが、会社貸与端末なのでMDMで情報セキュリティを担保して利便性を確保したのです」

BYOD基盤としてのCACHATTO

前述の「竹中スマートワーク」では、当初計画を超える約4,000台のiPad・iPhoneが会社貸与で配布されている。一方、全社員が会社貸与端末を手にできるわけではないため、「持たざる者」に対してのインフラ整備もあわせて進められた。

「既に多くの人が個人のスマートフォンを所有しています。会社から端末は貸与しないけれど、希望する人には会社のメールやスケジュールは個人所有の端末で見られるようにしたらどうかと考えました」(秋道氏)

そこで、会社貸与端末向けの独自システムとあわせて、BYOD向け基盤としてはセキュリティ面と運用の容易さからCACHATTOが選択された。

運用に手間がかからない

現在のBYODとCACHATTOの運用について高木氏にご説明いただいた。

「社内のWEBに申請システムがあり、部門長の許可があれば誰でも使えます。WEBに簡易マニュアルを掲載していますが、操作教育などの負荷はありません」

「現在BYODの利用者は200名程度ですが、毎週利用者は増加しています」

「社内ルールに関しては端末紛失時にCACHATTOのアカウントを停止するために、会社に連絡することを義務化した程度で特別なルールは設定していません」

「2011年から使っていてセキュリティ面の不安はなく操作教育面でも手間はほとんどかかっていない印象ですね」

BYODの適用範囲を拡大

最後に、竹中工務店におけるBYODの今後の方向性についてお聞きした。
「建設業は様々な協力会社、設計事務所とともにプロジェクトを進めますが、これらの会社の方も既にスマートフォンを所有されています。当社の業務システムを一緒に安全に使える仕組みを提供できれば、BYODを社外にも拡げられ、より効率的なコラボレーションを促進できるのではないか、と考えています。CACHATTOはその選択肢のひとつです」(高木氏)
「こういったスマートデバイスは将来、文房具みたいになるのではないかと感じています。つまり、仕事で使うペンは気に入ったものを自分で買って使うのと同様に、情報システムは使用する端末まで管理するのでなく、セキュリティを保った関所を用意しておいて、そこを通れば端末は何を使ってアクセスしても良い、というのが究極の姿ではないかと思います」「今は、BYODで利用できるアプリケーションはスケジューラーとメールに限定していますが、今後は業務システム利用も検討していきます」(秋道氏)
建築現場を支援する仕組みを次々に具現化し、提供し続ける取り組みは、まさに「想いをかたちに 未来へつなぐ」という竹中工務店のコーポレートメッセージに通じている。

CACHATTO利用シーン
  • CACHATTO利用シーン

株式会社竹中工務店

織田信長の普請奉行であった初代竹中藤兵衛正高が名古屋で1610年(慶長15年)神社仏閣の造営を業として創業。以後、永年にわたり建設業のリーディングカンパニーとして、商業・教育・文化・医療・宿泊施設等 様々な分野に建築作品を創出。
「建築専業」「設計施工一貫」「品質主義」「独自開発技術」「人材育成」等で他との差別化を実現し、非製造業として初めてのデミング賞実施賞も受賞している。

株式会社竹中工務店様
イメージ
会社名 株式会社竹中工務店
本社所在地 大阪市中央区本町4丁目1-13
従業員数 7,335人 (2014年1月現在)
資本金 500億円(2014年3月現在)
創業 1610年(慶長15年)
設立 1899年(明治32年)
事業内容 建設工事に関する請負・設計及び監理
URL http://www.takenaka.co.jp/

CACHATTOに関してご不明な点やテレワーク環境構築のご相談など
お気軽にお問い合わせください。