MRの業務効率向上と新たなコミュニケーション手段を担う「CACHATTO」

大鵬薬品工業株式会社様
  • 製造
  • 従業員数 1,001~5,000名
  • CACHATTO SecureBrowser
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お話を伺ったご担当者様
  • 情報システム部 副部長 兼 ERP推進室 室長 中島 広幸 氏

導入前の課題と導入後の効果

導入前の課題と導入後の効果

MRの業務効率の改善と情報セキュリティとの悩み

「以前から、営業部門MR (Medical Representative) より携帯電話による社内メールアクセスの要望がありました。その理由としては、外出先からの緊急メールに対応したいということです。しかし、個人情報保護や情報セキュリティの観点からPCの持ち出しについては厳格に運用する必要があります。悩んでいた折に、大塚グループ内のIT部門情報交換会で大塚製薬のご担当者より、『CACHATTOというリモートアクセスサービス製品を導入してトライアルしている。セキュリティ的にも評価が高く中々の製品です』という話を聞きました。それが最初の出会いでした」と情報システム部 副部長 兼 ERP推進室 室長 中島 広幸 氏は当時を振り返る。

お話を伺ったご担当者様
  • 情報システム部 副部長
    兼 ERP推進室 室長
    中島 広幸 氏

選定基準はNotesとの連携実績の多さ

「早速調査を開始し、いくつかの製品を検討しました。選定基準としてはセキュリティと業務効率の両立を念頭に置き、グループウェアやSFAを含めてしっかり提案してもらえるベンダーさんの実力に期待しました。その結果、今使っているLotus NotesとSFAとCACHATTOの組み合わせで自社運用の実績を持つ、CSKさんを選定しました。Notes連携に関するノウハウも豊富で、結果は正しかったと思っています」(中島氏)。

■2010年10月 トライアルを開始する。当時、NotesのバージョンがCACHATTOのサポート対象外だったこともあり、通信の不安定な事象などもあったが無事に解決した。

■2010年12月 200ユーザー分のライセンスを購入して東北地方のMRと全国の支店長クラスで本格的なテスト導入を開始する。東北地方のMRは担当エリアの広さもあって、事務所への帰社が遅くなるなど、CACHATTOは欠かせない存在と評価が高い。

■2010年12月 Notesのバージョン8に上げて安定稼働を図る。

■2011年2月 CSKシステムズ(株)のMR向けのSFA製品「MR2GO」との連携により、順調に1,500ユーザー導入へとつながって行く。

NotesとCACHATTOの安定稼働は運用コストの低減に

「導入後、並行して進めたNotesの最新バージョン8へのバージョンアップも功を奏しました。現場からは『トライアル時より早くなっているね』とさらに評価が上がりました。トライアル時に問題点をクリアしてあったので、今は安定稼働しています。また、仮想化サーバーでの構築で運用負荷も軽減できて、CACHATTO監視センターからの監視も含めてコストを抑える効果がありました」と笑顔の中島氏。

東日本大震災ではCACHATTOが活躍

「2011年3月には全国の営業拠点への展開を予定していた。その矢先に、あの東日本大震災が発生しました。その最中、思わぬ効果があることがわかりました」とエピソードを語っていただいた中島氏。

「地震発生直後、安否確認システムにて社員の安否を確認するメールが発信されましたが、キャリアの携帯メールは届きにくい状況でした。ところが間もなく東北地方のMRからは『無事ですメール』がCACHATTO経由で届きはじめたのです。東北地方で始めたトライアルテストがこの様な思いもよらぬ効果を上げるとは想像もできませんでした」と述懐される。

CACHATTOの震災緊急対応制度で早期対応

「震災発生後すぐに、e-Janネットワークスさんが打ち出された震災緊急対応制度もよかったです。依頼するとすぐに利用者数を増加できたので、他のMRにも積極的に使ってもらうきっかけになりました。その後、全国展開は順調に進み業務効率が向上しています。東日本大震災での教訓は大きかったと思います」と、CACHATTOでできる震災対策として打ち出した制度をお褒めいただいた。

CACHATTOを軸にさらなる業務改革に

「今後のMR向けモバイルアクセスサービスとしては、利用端末を出来る限り集約していくことが課題です。まだ、PCに依存せざるを得ない業務もありますが、もっと効率的な運用ができると思います。ユーザーからも『便利なシステムだ』と評価されているので今後も業務革新を一層進めたいと考えています」と現在、300台ほど導入されているiPad、その拡大に意欲を覗かせている。
「さらに欲を言えば、アプリケーションDBの掲示板、会議スケジュールの閲覧が出来ると便利なので協力してほしい」と要望をいただく(e-Janネットワークスからの回答⇒閲覧であれば、DBオプションライセンスでできます。場合によってはDBの設計仕様に合わせたカスタマイズのケースもあります)。

iPadでのCACHATTO利用イメージ

中島氏より、「すぐにトライアルしたいので協力をお願いします」とのことである。
現在、同社での導入ライセンス数は1,800ライセンスを超え、大塚ホールディングスグループ企業の中では大塚製薬様に次ぐ規模となった。同グループ全体でのCACHATTOの採用は5,500ユーザーを超えており、製薬業界では先進的な取り組みとして評判が高い。

大鵬薬品工業株式会社

大鵬薬品工業株式会社は1963年の創業以来、医療用医薬品の研究・開発・製造・販売を行ってきた。特にがん領域分野のリーディングカンパニーであり、がん検診促進で患者さんや家族をケアしていくピンクリボン活動などの社会貢献活動を積極的に進めている。
今では国内外150社のグループ企業を要する大塚ホールディングスの中核企業としてグローバル展開も大いに期待されている企業だ。社員2,622名、売上高1,235億円(2011年3月期)。

大鵬薬品工業株式会社様
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