お客様と働き手 双方に安心を与える業務環境構築への取り組み。セキュアコンテナが叶えた「安心して行える在宅勤務」

BizMow株式会社様
  • サービス
  • 従業員数 1~500名
  • セキュアコンテナ
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お話を伺ったご担当者様
  • BizMow株式会社 代表取締役 木村 仁哉 氏
  • BizMow株式会社 情報システム担当 國本 みれい 氏

BizMow株式会社様は、スタッフ約140名による完全在宅勤務のための設備として「セキュアコンテナ(CACHATTO SecureContainer)」を導入されました。同社では、会社からのPC貸与制度があるものの、多くのスタッフが私物PCで業務を行われています。私物PCの業務利用(BYOD:Bring Your Own Device)に際して、これまでも二要素認証などのセキュリティ対策を講じてきましたが「スタッフの負担や不安を軽減するため」また「業務を委託されるお客様により安心していただくため」、業務環境のさらなるセキュリティ強化に取り組まれました。

BizMow株式会社 代表取締役の木村様、情報システム担当の國本様にお話をうかがい、ご活用の様子や、オンライン事務代行サービスのこれからについてお聞きしました。

スタッフに依存しない「セキュリティ事故が起こりにくい業務環境」を作りたかった

―――BizMow株式会社と「BizMow」のサービスについて教えてください。

木村様: 私たちはいわゆる事務代行と経理代行の2本柱でBPO事業を営んでいます。具体的にはお客様から請求書発行、見積書作成、記帳会計、給与計算などの、経理・労務・総務に関する業務をお預かりし対応しています。特徴として、スタッフ全員が完全在宅勤務であり、BPO事業もすべてオンライン専門で承っています。

―――完全在宅勤務ということは、スタッフの方は基本的にオフィスに出社せずに勤務されるのですか?

木村様: そうなんです。実は、この取材にオンラインで参加している國本さんも、オンラインではもちろん頻繁に顔を合わせていますが、直接会ったことはまだないんですよ(笑)。

國本様: お互い遠いエリアに在住していますし、業務はオンラインで問題なくできていますしね。

―――そうなると、クラウド環境はサービスのクオリティを左右する重要な役割にあると思いますが、「セキュアコンテナ」導入以前はどのようなことが課題だったのでしょうか?

木村様: 「セキュリティの強化」が課題でした。私たちは、社内でのやり取りに利用しているコミュニケーションツールや、お客様からお預かりした業務のために利用するクラウドツールには、二要素認証を必ず設定しています。また、社員や業務委託契約を締結しているスタッフについても、セキュリティに関する条項は必ず契約内容に盛り込んでいます。ただ、それは性善説に基づいた“約束”でしかないので、何かあった時に疑われてしまうことまでは防げないのです。お互いのためにも、そういう状況はなくしていきたいと考えていました。
具体的には、私物端末を利用しているスタッフに「業務データを持ち出さないでね」と頼むのではなく「持ち出そうとしてもできない」。私物端末を「紛失しないでね」ではなく、紛失してしまっても「業務データ流出の恐れがない」。そういった環境を作ることができるソリューションを探していました

お話を伺ったご担当者様
  • 代表取締役
    木村 仁哉 氏

在宅勤務スタッフから「私物端末でも安心して業務に取り組めるようになった」という声

―――ソリューションを探される中で「セキュアコンテナ」を見つけていただいたわけですが、第一印象はいかがでしたか?

木村様: 当初はリモートデスクトップのサービスを探していたのですが、想定より価格が上がっており…。必要なセキュリティ要件を満たしながら、予算内に収まるサービスを探す中で、セキュアコンテナはユニークなサービス内容とコストパフォーマンスの高さから「これならいけそうだ」と感じました

セキュリティを強化すると利便性に影響を及ぼすというのが通説ですが、社内でトライアルを実施した結果、業務への影響は想定の範囲内でした。業務に利用するツールはいずれもしっかり動きました。当社のお客様からはポジティブな評価を頂いており、セキュアコンテナが我々のサービスに付加価値を与えてくれていると感じています。また、在宅勤務スタッフから「私物PCを業務で使用することに不安を感じていましたが、会社から安心して業務できる環境を提供してもらい感謝しています」という声を聞けたことは、想定外の喜びでした。

  • BizMow株式会社様システム構成イメージ
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―――國本様は、情報システム担当としてセキュアコンテナ導入に携わられたわけですが、現場への導入はスムーズでしたか?

お話を伺ったご担当者様
  • 情報システム担当
    國本 みれい 氏

國本様: 導入当初は、「このツールが使えなくなった」といった環境変化に伴う問い合わせはそれなりにありました。しかし、e-Janネットワークスさんにご相談するといつも迅速に丁寧に答えてもらえるので、社内でも「すぐ解決できてよかった」といった反応でした。総じてスムーズだったと思います。

ご相談した中には解決まで1カ月ほどかかった内容もありましたが、間が空くのではなく密に連携していただきました。状況をお伝えして、指示をいただきながらログを取り…といったやり取りを重ね、サポートの担当者さんだけでなく開発の担当者さんにも協力をいただいて、最終的に解決することができました。ここまで親身になっていただけるのかと、問い合わせたスタッフも私も、感謝の気持ちで一杯です。

「セキュリティ」はお客様や働き手に「選ばれる会社」であるための条件になっていく

―――今後、オフィスワーカーの働き方やBPOのサービス・業界情勢はどのように変化していくとお考えですか?

木村様: 私たちがこの事業を始めた2015年は、同じような形で事務代行を手がける事業者は、おそらく数えるほどだったと思います。そこから、会計事務所・税理士事務所の進出、SaaSベンダーの進出がトレンドとなり、今や事業者はかなり増えています。参入障壁は低いですが、継続することの大変さが障壁とも言える業界ですので、今後は「しっかりPDCAを回していける会社」、「AI活用など外部環境の進化に適応し、活用できる会社」などがお客様に選ばれていくと考えています。

人材市況の変化もありますね。私たちは採用職種が「一般事務」など人気の高い職種ということもあり、今のところ人手不足の影響は受けにくい状況にあります。しかし長期的にはこの状況も変わっていくと思いますし、いずれ人手不足に陥ることを予測しながら、働き手に選ばれる会社になるための手を打たなければなりません。

―――その中で、BizMow株式会社として今後の展望、これから取り組んでいきたいことを教えてください。

木村様: 選ばれる会社になるための施策の1つとして、セキュアコンテナを業務環境のセキュリティ基盤にしていきたいと考えています。

お客様にとって「セキュリティ対策が進んでいる会社に安心して任せられる」ことは、今後バリューが高まっていくと考えています。同時に要求される水準も上がっていくと思いますが、それを満たし続けることで、胸を張ってコスト転嫁できるようになればWin-Winですね。

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  • 古民家をリノベーションした、八代サテライトオフィス(熊本県)

今後リモートワークや在宅勤務は一層浸透していくことを考えると、働き手にとっても「セキュリティ対策が進んでいる職場で安心して働ける」ことが、求人に応募したり、その職場に長く勤める動機の1つになるのではないでしょうか。

―――お客様にも働き手にも選ばれる会社としてご活躍いただけるよう、我々も引き続きサポートや情報提供などで尽力してまいります。本日はありがとうございました。

BizMow株式会社

BizMow株式会社は、オンライン事務代行サービス「BizMow」を主事業とする会社です。請求書・見積書などの発行からカスタマーサポートまで、経理・労務・総務に関する幅広い業務の代行を手掛け、顧客が本業へ集中するための環境づくりを支援しています。スタッフ全員が完全在宅勤務で、北は北海道から南は鹿児島県まで全国各地に居住しており、すべての代行業務をオンラインで行っています。

BizMow株式会社
  • 八代サテライトオフィス(熊本県)
所在地 東京都世田谷区玉川3-11-1 柳小路東角3F SoloTime二子玉川306
従業員数 141名(2025年11月現在)
URL https://bizmow.com/

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