カスタマーリレーショングループの野上です。
最近ブログ登場率高いです。

さて、今回もCACHATTO SecureContainer(セキュアコンテナ)の記事となります。

今回は動作高速化系です。

セキュアコンテナ利用において、ファイルサーバー利用というのは、ファイルのやりとりや保存のために、ほぼ必須の機能かと思います。

そのファイルサーバー利用なのですが、CACHATTO Private ConnectというVPNを経由して社内ファイルサーバーとやりとりをするため、経路的な問題でダウンロードに少し時間がかかる場合があります。

単純なダウンロードであれば「多少余分に時間がかかるだけ」で、そこまでストレスなくご利用頂けるのですが、Officeの持つある機能がこのファイルサーバーの遅延をより際立たせ、イラつかせる原因になることが多いため、ここで解決策も含めて共有させて頂きます。

ぜひこの知見をご活用頂ければと思います。

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軽いファイルだとあまりストレスになることはないので、今回、試しに90MBという、少し重めのPowerPointファイルを開いてみます。

セキュアコンテナ上で、社内のファイルサーバーを開き、対象のpptxファイル(PowerPointファイル)をダブルクリックしてみます。

すると・・・

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ダウンロードが始まって、0%・・・18%・・・

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72%・・・99%・・もうすぐかな、と思いきや、

!!?

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カウントがまた0からになって、

0%・・・3%・・・

おそらく、ファイルを構成するいくつかのパーツがあり、それぞれのダウンロード進捗が個別にカウントされているものと考えられます。

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85%・・・95%・・・100%

で、ようやくダウンロードはできてファイルが開きました。

ここで、よく見る光景だと思いますが、黄色い帯が表示され、保護ビューで開いています。

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ここで、ファイルを修正する際は「編集を有効にする」を押すことになるわけですが、

「編集を有効にする」を押すと、再度ファイルを開く際の小さいウィンドウが出てきて、ダウンロードが開始されてしまいます。

これは、セキュアコンテナでなくても、遠隔地で帯域の細いネットワークでファイルサーバーに繋ぐ場合は同様のことが発生します。

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ダウンロードはさっき終わったじゃん!?とイラッとしてしまう瞬間ですが、これがOfficeの仕様です。Microsoftには逆らえません。

で、ようやく再ダウンロードが終わり、ファイルが編集できるようになりました。

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さて、この無駄なダウンロード待ちって割とストレスだと思うんですね。

そこで、この

「編集したいのに編集できるまでの時間がやたら長い、ダウンロードが何回も走る」

というイライラ案件を解決する方法をお伝えします。

簡単にいうと「保護ビューを無効化」です。

ファイルが保護ビューになること自体をすっ飛ばして、編集可能な状態で開いてしまえというテクニックです。

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セキュアコンテナからアクセスできる領域って、結局

 ①「社内のファイルサーバー」
 ②「社内のWebシステム」
 ③「業務で利用するWebサイト」
 ④「メールに添付されているファイル」
 (メールサーバー側でウィルス対策済の場合も多い)

ですので、その前提であれば、

保護ビューは無効化してもほとんどの場合、問題なくご利用頂けるのではないかと考えております。

また、もし何か問題が起こったとしても、セキュアコンテナ内にはほぼ何もデータが無いのと、Zドライブ以外への書き込みは禁止されていますので、いわゆるランサム攻撃に合う対象のファイルもごく限定的と考えてよいかと思います。

なお、この設定は、あくまでもCACHATTO UserというWindowsユーザー(兼セキュアコンテナユーザー)だけの設定となりますので、標準ユーザーの設定を変更するものではありません。

ということで、以下にその保護ビューの無効化方法を記載しますので、ファイルサーバーで重めのファイルを編集する事が結構あるという場合は、ぜひこの設定のご活用を検討頂ければと思います。

まず、リボンから「ファイル」を選び、開いた画面で「オプション」をクリックします。

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「トラストセンター」→「トラストセンターの設定」

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「保護ビュー」をクリックし、表示されている3つのチェックボックスをすべてOFFにします。

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「OK」保存をして設定は完了です。

今回はPowerPointで説明をしましたが、同様にExcelとWordにも設定がありますので、3つのアプリケーションすべてで設定をしてください。

なお現状では、セキュアコンテナを立ち上げる「CACHATTO User」アカウントをAD管理することはできませんので、ADのグループポリシーでOfficeの保護ビューを一括無効化する運用はできません。ADログインの可否については現在調査中です。将来的に良いご提案ができること目指しているということだけ、記しておきたいと存じます。引き続き、CACHATTO SecureContainerにご期待頂きたく存じます。

ということで、今回の設定を頂ければ、Officeファイルを開いて編集開始まで、かなりの時短になるのではないでしょうか?

Windowsの新規ユーザーを作成する関係で、最適化のためにはここらへんの設定調整が使い始めの際に必要となることを何卒ご容赦ください。

それでは良きファイルサーバー上Officeファイルサクサク編集ライフを!

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カテゴリー: 4.CACHATTO機能紹介
投稿者: CRG
カスタマーリレーショングループの野上です。

引き続き、CACHATTO SecureContainer(セキュアコンテナ)のご提案が活況で、商談やトライアルも数十件走っており、新規受注も続々と頂いている状況です。誠にありがとうございます。

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さて、そのセキュアコンテナのご利用に際してですが、初回起動の際に「CACHATTO User」という新しいWindows OSユーザーが作成されます。そのため、各種設定がイチからとなります。

この際、IME(日本語変換ソフト)のユーザー辞書も、一旦は何も登録されていない状態となります。

そのため、平常からユーザー辞書を使って入力を補完することで業務高速化されている方は、ユーザー辞書の取り込みは必須になるかと思います。

例えば、
「おつ」→「おつかれさまです。」
「おせわ」→「お世話になっております。XXX株式会社のXXです。」
「いじょう」→「以上、よろしくお願いいたします。」
「にってい」→「日程調整につき、2-3の候補日頂けませんでしょうか。①②③何卒よろしくお願いいたします。」

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このように、ユーザー辞書活用は、文字の打ち間違いを低減させるとともに、時短実現が可能です。
ご活用されていない方もぜひ一度試してみる価値はあると感じています。

なお、標準デスクトップ側で「Google日本語入力」や「ATOK」などのIMEをインストールされている場合、それらを利用することも可能です。

IMEの切り替えは「Win+Space」で簡単に切り替えられますので、ぜひご利用ください。

■ユーザー辞書の移行方法

ここでは、ユーザー辞書の移行方法について、「Microsoft IME」で説明させて頂きます。

まず、業務用PCのWindows の標準ユーザーで操作頂いて、辞書のエクスポートまで行います。

1.業務用PCのWindowsの標準ユーザーにログイン
2.「Microsoft IME ユーザー辞書ツール」を開く
3.「ツール」→「一覧の出力」から「output1.txt」というファイル名で出力
4.その「output1.txt」をメールなどで自分宛てに送付

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次に、セキュアコンテナを起動し、インポートを行います。

1.CACHATTO SecureContainer(セキュアコンテナ)を起動
2.メールなどで自分宛てに送った「output1.txt」をダウンロード
3.「Microsoft IME ユーザー辞書ツール」を開く
4.「ツール」→「テキストファイルからの登録」で「output1.txt」を選択してインポート

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こちらにて、標準ユーザー側で使えていたユーザー辞書を、セキュアコンテナの中でもそのままご利用いただけます。

なお、ユーザー辞書の情報は、Windowsユーザー個別の保存領域に格納されますので、セキュアコンテナを停止し、再び起動した後も、登録が維持されております。登録の手間は一度だけで、以後特に意識する必要なく、普段と同じ変換が可能となります。

活用しない手はありませんよね。

それでは良きユーザー辞書コンテナライフを!

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カテゴリー: 4.CACHATTO機能紹介
投稿者: CRG
カスタマーリレーショングループの野上です。

先日、VDI利用者に関する調査結果が上がってきました。

■VDIとDaaS導入の実態に関するアンケートを実施
 https://www.e-jan.co.jp/press/2023/20230209.html

VDI利用者の4割が操作性に不満あり、3割が価格が高いと認識している、という調査結果です。

実は、上記記事には上がっていない調査結果がいくつかありまして、それをシェアさせてください。

というのは、VDI利用者に、同様の業務を行うことができる別製品としてCACHATTO SecureContainer(セキュアコンテナ)をお伝えしたところ、意思決定者の75%が「セキュアコンテナへの乗り換えを検討したい」という要望を頂く結果となった、というなかなかインパクトの強い調査結果がこれには付随しておりました。

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VDI利用者全体の平均でも6割が、乗り換えたいという結果ですね。

VDIは思っていた以上に運用保守が大変、一筋縄ではいかない、メーカーサポートを受けなければならない回数が多いという声を営業経由でもよく頂いていますので、その現場の声を反映しているように見受けられます。


VDIは高額なシステムですので、導入から利用終了まで最低5年は使い続けることを想定するのが一般的です。

そのため実際の乗り換えには時期を見計らう必要があったり、いろいろな製品との比較などのフェーズが必要だったりするわけですが、セキュアコンテナのような考え方としてシンプルな製品ですと、特に情シスや管理者の皆さんには手離れの良い運用が実現できるかもしれません。

多様化する業務形態に最もフィットするテレワークツールはどれなのか、選定する上で、「VDI/DaaS型」「VPN型」「リモートデスクトップ型(Splashtop、シン・テレワーク、TeamViewer)」に次ぐ「第4の解」として、セキュアコンテナを位置づけております。

これまでにあった3つの主要なテレワークツールでは手の届かなかった領域・ニーズをカバーできる可能性がありますので、ぜひセキュアコンテナの機能もご確認頂いた上で、顧客提案あるいは自社導入ツールの選定を実施いただければと考えております。

もちろん業務によっては従来型が最適という場合もあると思いますし、あるいは特定の業務にはセキュアコンテナが最適、という場合もあるかと思います。

選択肢の一つとしてセキュアコンテナをご検討いただければ幸いです。

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カテゴリー: 4.CACHATTO機能紹介
投稿者: CRG
カスタマーリレーショングループの野上です。

CACHATTO SecureContainer(セキュアコンテナ)とCACHATTO Private Connect(プライベートコネクト)を組み合わせた業務利用について、大変ご好評頂いており、年度末に向けて多くの引き合いを頂いています。

CACHATTO SecureContainerには、

・端末にデータを残さない
・社内リソースにアクセスが可能
・Web会議でローカルPCのカメラとマイクを利用可能
・VPN接続設定が不要、CACHATTOにログインするだけで環境が整う
・VPNのポートを開けないので攻撃されない

といった特徴があります。

さて、この初回使い始めの手順なのですが、エンドユーザー側でも初回はいくつかの設定が必要です。

例えば、コンテナの中で使うアプリケーション(例えばOutlookやZoom、Webシステムなど)に認証が必要な場合は認証設定を初回は入れていただく必要があります。

で、問題は「端末にデータがない」という点ですよね。

いわゆる「社給PC+VPN」の形式では、端末にデータがありますのでログインすればすぐ業務用のOfficeファイルなどにアクセス可能です。

が、コンテナではそうはいかない。

ローカルにデータがない、どうしたら・・?

といったところですが、それを救済するのが、コンテナにログイン後、デスクトップに自動生成されるショートカットリンクたちです。

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ファイルサーバーのパスとか、Webシステムの正確なパスなんて、管理者は覚えていたりしますが、一般社員は覚えていません。

そのため、こういった形で、CACHATTO SecureContainer内にリンクを自動生成し、すぐ業務に必要なリソースにアクセス可能にすることができます。

例えばこのフォルダショートカットを

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ダブルクリックすると・・・

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このWebシステムショートカットを

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ダブルクリックすると・・・

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と、業務リソースにすぐアクセスできます。

便利ですね。



これらのリンクは、CACHATTOのユーザー設定で、そのユーザーごとにポータル連携やファイルサーバー連携で割り当てられたものが表示されます。


(CACHATTO管理画面>ユーザー設定 詳細>ポータル設定 の設定例)
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ということで、確かにコンテナ起動直後にデータはないのですが、ショートカットが自動生成されますので、データがある場所にすぐアクセスできます。

ぜひご活用ください。

それでは良きコンテナライフを!

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投稿者: CRG
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e-Janネットワークスは、従来のオンプレミスや自社管理IaaS基盤でご利用いただく提供形態に加え、新たにクラウドサービスとしてご利用いただける「CACHATTO Cloud(カチャット クラウド)」の提供を2023年2月に開始いたします。

本サービスでは、IT人材が不足している中堅・中小企業を対象に、サーバーの構築や管理・運用が不要となるクラウド形態でCACHATTOの各サービスを提供いたします。これにより、導入・運用にかかるコストを抑制したうえで、クラウド環境やオンプレミス環境が混在しているハイブリッドクラウドに対応したセキュアな業務環境を簡単に導入いただけます。

■背景
多くの企業では自社でサーバーの構築や管理・運用が不要となるクラウドサービスを前提としてシステムを選定しています。しかしながら、全てのシステムをクラウド化することはできず、いくつかのシステムはオンプレミス構成のまま利用され続けています。
また、社会全体のデジタル人材の不足から、特に中堅・中小企業においては、コロナ禍を機に非IT人材を情報システム担当者に任命するケースも見受けられます。このような背景から、情報システム部門はハイブリッドクラウドにアクセス可能でセキュアなリモートアクセスツールを、簡単に導入および運用できるサービスを求めています。

CACHATTOは、「端末にデータを残さない」という特長により、エンタープライズ企業や官公庁、自治体を中心に広く導入いただいており、2022年11月時点で国内1,500社80万人を超える実績があります。この度、IT人材が不足している中堅・中小企業でのニーズに対応すべく、サーバーの構築や運用が不要なクラウドサービスでのサービス提供を新たに開始いたします。なお、従来の提供製品につきましては今後、CACHATTO パッケージ版と呼称し引き続き提供させていただきます。

■CACHATTO Cloud 概要
提供開始:2023年2月28日(火)
対応アプリケーション:
・マルチデバイス対応のセキュアブラウザ「CACHATTO SecureBrowser」
・PC上の隔離領域でセキュアに業務を行う次世代型シンクライアント「CACHATTO SecureContainer」
価格:基本料金 月額10,000円、スタンダードプラン 1ユーザー月額500円、プロフェッショナルプラン 月額1,500円
製品サイト:こちらをクリック 

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■CACHATTO Cloudの特長とメリット
①サーバーレス、端末管理も不要でサービスの導入運用にかかるコストを抑制
クラウド環境へのサーバーの構築および運用管理は当社が行うため、ITリソースが限られる企業で安心して利用いただけます。また、CACHATTOの各製品のアプリケーションは端末にデータを残さない特長ゆえにBYODで利用可能です。そのため、MDM(Mobile Device Management:モバイルデバイス管理)等の端末管理や専用端末の購入は不要となり、サービス導入と運用のコストを最小限に抑えることが可能です。

②ハイブリッドクラウドへのリモートアクセスに対応
クラウドとオンプレミスへの業務利用サービスへのアクセスが可能です。Microsoft 365などのクラウドサービスへのセキュアなアクセスはもちろん、オンプレミスサーバーへのアクセスもインターネット非公開型VPN「CACHATTOコネクター」をお客様ネットワークに接続するだけで、ファイアウォール変更やDMZへのサーバー公開をすることなく実現いたします。これにより、企業はハイブリッドクラウドに対応したセキュアなリモートアクセス環境を簡単に導入いただけます。

今後もe-Janネットワークスは、セキュアで利便性の高いテレワークプラットフォームの提供を通じて、企業の新しい働き方の促進や生産性向上に寄与してまいります。


★プレスリリース本文はこちら★
e-Janネットワークス プレスリリース
ハイブリッドクラウドへのセキュアアクセスに最適、クラウド版リモートアクセスサービス「CACHATTO Cloud」提供開始
導入・運用コストを抑制し、1ユーザー500円/月からシンプルなライセンス体系で利用可能


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投稿者: BPG
 
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