以前、V5.5 R1までのバージョンに関するバージョンアップや、実施時にご注意いただきたい内容をブログにて公開しました(※)。
今回はCACHATTOサーバーを V5.5 R1以降のバージョンからV5.5 R6 U001(現行最新版)までバージョンアップされる際の注意事項について、ご案内します。


■バージョンアップ実施時の注意事項

・直前バージョンからのバージョンアップが必要なバージョンがあります
以下のバージョンは更新前に直前のバージョンまでバージョンアップされている必要があります。
(影響の大きいバージョンアップについて万全を期すための仕様です。)
-V5.5 R2 (ポータルユーザー名に関する仕様変更)
-V5.5 R4 U001 (内部アプリケーションのアップデート) (※)

※大規模ユーザー(1000名 以上)環境でご利用のお客様は追加のご案内事項がございますので、サポートセンターまでご連絡ください。

・一括バージョンアップ時はご注意ください
以下のバージョンにつきましてはアップデートファイルのサイズが大きくなっています(99.24MB)。
念のため、事前に直前バージョンまでバージョンアップした上で、引き続きバージョンアップを行って頂く事をお奨め致します。
-V5.5 R3 U002 (内部アプリケーションのアップデート)


■バージョンアップによる影響

・CACHATTOサーバーのユーザーエージェントの変更
V5.5 R3ではCACHATTOが使用するユーザーエージェントの値が変更されます。
ただし、過去にユーザーエージェント変更作業を実施されたお客様環境ではユーザーエージェントが変更されません。
過去にユーザーエージェント変更されたお客様、過去にユーザーエージェントを変更されたかわからないお客様は、サポートセンターまでご相談ください。

・一括登録時の"共用端末ID"項目のフォーマット変更
V5.5 R4にて、「個別端末ID認証」と「共用端末ID認証」を併用できるよう機能改善されました。
その影響により、共用端末ID認証方式をご利用されているユーザー様は、CSVファイル一括登録時の一部項目に入力すべき値が以下のように変更されるのでご注意ください。

-V5.5 R4未満
 "端末ID認証設定"項目に入る値:「 0 / 1 / 2 / 3 / 4 / 9 / s&&"共用端末グループID"」のいずれか

-V5.5 R4以降
 "端末ID認証設定"項目に入る値:「 0 / 1 / 2 / 3 / 4 / 9 」のいずれか
 "共用端末グループID"項目に入る値:「"共用端末グループID"」の値

例?) 端末ID認証設定を「個別端末ID認証(4ID許可)」と設定していた場合にCSVファイルに入力するべき値(変更不要な場合)
   (V5.5 R4未満) "端末ID認証設定"=「4」
   (V5.5 R4以降) "端末ID認証設定"=「4」

例?) 端末ID認証設定を「共用端末ID認証(共用端末グループIDは"1")」と設定していた場合にCSVファイルに入力するべき値(変更が必要な場合)
   (V5.5 R4未満) "端末ID認証設定"=「s&&1」
   (V5.5 R4以降) "端末ID認証設定"=「0」+ "共用端末グループID"=「1」

※V5.5 R4以降で一括登録を実施する際に"端末ID認証設定"に「s&&1」の形式で値が入力されていた場合に、管理画面上での該当ユーザー選択時に、エラー画面が表示された事例がございます。