一昨日のブログ「政府が、公務員の私物スマホ業務使用(BYOD)を解禁する方針」記事内で
ご注目いただきたい箇所があります。

『従来、各省庁は私物のIT端末の使用を原則禁じてきました。
内閣官房情報セキュリティセンターは、スマートフォンの急速な普及に伴い、
規則違反のまま業務使用が増えるのは避けられないと予測。
「全面禁止」は逆効果(未規制スマホの業務持ち込みを広め、政府機関への
サイバー攻撃を招く可能性がある)と判断しました。』

弊社営業が企業を訪問する中で、企業情報システムご担当者から「勝手な私物端末の業務利用」に対し、
「大きな不安を感じる」というお話をうかがいます。

スマホを所有(私物)する社員が急増。社員が業務の効率化を求める中で、悪意なく、
私物スマホを社内システムへ接続、企業情報を私物スマホ内に保有していることを、
企業情報システム担当者は気づいており、そしてそこから生じる「情報漏洩リスク」を
懸念しているのです。

実は、「私物端末の利用禁止」以前に「私物端末に対する企業ポリシー」すら決まっていない
企業が大勢です。COMPUTERWORLDの記事(※下記参照)によると、私物スマホの
業務利用に対し「何らかのルールがある」との回答は37%で、約6割の回答は「ルール未整備」です。

そして、インターネット接続、Wi-Fi機能を有するスマホは、社内ITルール遵守の徹底が難しく
「ルールがあっても黙認(5%)」というケースも見受けられます。

この様な状況の中、企業は私物端末に対し、どの様に取り組むべきなのでしょうか?
>>(その2)へ


※データ引用元:COMPUTERWORLD
“私物”スマートフォンを業務に使うのは許されるか?
―スマートフォン所有者1,900名の意識アンケート[前編]―
私物利用の現状、そして今後のルールはどうあるべきか(2011年07月26日)

http://www.computerworld.jp/topics/573/スマート・デバイス/200440/“私物”スマートフォンを業務に使うのは許されるか?――スマートフォン所有者1,900名の意識アンケート[前編]